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零感で「霊は見えない、聞こえない、触れない」の三無運動を絶賛展開中のみわですが、それでも時々「?」って事が起こります(世の中ではまさにそれを霊体験というのでしょうケド
本日はその話。まずは『ド』定番の金縛りについてデス。
寝てたら身体が動かなくなって~とか、寝てて息苦しくなって~とか、誰かに首絞められて~とかいうのは、身体が寝てて脳が起きてれば誰でもなるって話だし、忘れたころにちょいちょい起きるので改まって書きませんが、中にはちょっと毛色の変わったのもあったのでソレをw
初めに言っときますが『怖い話』にはなりませんヨ(多分)
……では、さっそく。
高校生の頃、何時頃か忘れたんですが寝ててふっと、眼は閉じているのですが意識が現実世界に引き戻されました。季節は秋~冬で、自分が心臓を下に横向きに寝ているのがわかりました。
体感ではまだあまり寝ていない感じだったので、今日も学校があることを考えると、ここは起きずに二度寝のタイミングが来るのを待ったほうがいいカナとそのまま横になっていました。
すると身体がしびれてきました。ちょうど正座をし続けて急に立った時に感じるようなあのしびれです。
それは身体の中心くらいから始まってすぐに手足の末端まで広がっていきました。
みわは「なんだろな~、初めてダナ~、面白いな~」って思いながら、それでも眠気が来るのを待ちました。ここで起きたら絶対に寝不足で授業中に寝るのが確定だったので『寝ないと!(使命感』って感じでした。
すると閉めたあった部屋のドアが開いて人が入ってきたのが分かりました。
目は閉じてるし、背中を向けてるので分かるはずはないのですが、ドアあけると微かに空気が動くじゃないですか? それで『開いたな』と。
それに、部屋に敷かれた絨毯が立てる音で『誰か歩いているな』というのも。
でもおかしいんです。足音が擦ってるんです。
その頃は実家暮らしで家族で住んでいましたが構成は父母私の三人で、すり足で歩くような老人はいません。
祖母・祖父が生きて一緒に暮らしていたのは実家を建て替える前で、年単位で前のことです。
母かな? とも思いましたが歩き方が違うし、第一、人が寝てる部屋に無言で入って来る事はないでしょう。普通はどこかの段階で声なりをかけるはずです。
でも実際に足音はしてる。
なんだろこれ? 深夜に大声出したとか、ベッドから落ちたとか、親が見にくるような音は立ててないんだけど? ← 以前、ベッドから落ちて痛がっていたら『うるさい』と怒られた過去ありw
でもまあ仕方ない。もういい加減目も覚めちゃったし起きるかな、んで『何?』って聞けばいいじゃん……と思ったらもう身体が動きませんでしたw
その時点でやっと『あ、これ、金縛りか』と気がつきました(遅っw
ちなみに声も出なかったので(試したw)どーすんだこれ? と思っているとベッドまで到達したその人が掛け布団をまくり上げました。
ちょうど肩から背中にかけてを出す感じで、ひやりとした空気を肌に感じます。
ちなみにその時の精神状態を文章に起こすとこんな感じでした。
『え、なにこれ金縛り? てか霊体験? キターwww やばい、すごい! 明日みんなに話せるように、きっちり起きたことを記憶しておかなきゃwww』
えと、酷く残念な感じ(その霊的にも、読んでくれてる方的にも)ですが、体験者がみわなのであきらめてください ←
……話を戻します。
夜の空気にパジャマの背中がスースーするなと思っていたら、そこにぴたりと枯れた細い老人のような手の平があてられました。
しわくちゃの皮膚がたるんで指全体に細かいしわを作っている、そんな手です。
さっきの足音と併せて考えると、やっぱりこれはどうやっても自分の親じゃありません。
それにさっきも書きましたが、この家にはもう老人と呼べる年代の人間も住んでいません。
そんな事を思っていると、その手が苦しい咳をしてる子の背中をなぜるように上下に動きました(寝てるので左右ですね)
いや、もう正直訳がわかりません。
別に今息は苦しくない。なんか病気が完治したばかりとか、病の気配があるとかもない。じゃなんでこんな労られてんの自分!? もしかして誰かと間違えてんのかな?……というのがその時の嘘偽りない気持ちでした(残念その2
しかし問いただそうにも声は出ないわ、身体は動かないわでどうしようもない。
それになにより手から悪意みたいなのを感じることもないし、なんか一生懸命だし……よし、面倒だし放置だ! とみわが思っても仕方ない(残念その3
そう思って無視を決め込んで数分? ことによったらもっと短い時間だったかもしれません。
『やばい……眠くなってきた』単調な手の動きでどっかにいっていた眠気が戻ってきました。それに今日は平日で学校があるという事実も頭に浮かびました。
『寝とかんと、ヤバいな(シリアス』なモードに頭は切り替わりましたが、背中を手が擦っている気配にどうしても眠りの淵にダイブできません ← こういう時だけ繊細かw
そこで、この手の持ち主にはお帰りいただこうと考えました(残念その4
正直これ以上待っても、ミラクル面白展開も起きそうにないのも、その考えの後を押しました。
その頃、金縛りに対抗する手段として「お経を唱える」というのが定番で鉄板でしたが、みわの残念な脳みそであの長い文を覚えてられたら奇跡です。
なのでコレでいいかなと、唯一覚えてる『南無妙法蓮華経』を心の中で唱えてみました。
すると、なぜが背中を撫ぜる手の動きが早まりましたw
『えー? でもこれしか知らんし……南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……』手の動きは早まるばかりで一向に消えてくれません。っていうか手の動きが早くなったおかげで段々目が冴えてきました ←
こうなってくるといけません。自分でいうのもなんですが、みわは短気でキレやすい性格です(今は多少丸くなったと思いますが。汗
今日は平日で学校があって眠らないといけないのに、なんだこいつ……人がおとなしくしてたら調子に乗りやがって(いいがかり)と思ったみわは、仕方ないので力技で金縛りを解くことにしました(残念その5
その頃に読んだ本に、確か金縛りは身体の一か所を動かせれば解けると書いてあったのを思い出し、手の親指を動かそうとしました。
理由は足や手を動かすよりは小さい力で簡単に動きそうだからです。
それでも初めはうまくいきません。
金縛りの初めにあったようなしびれは無くなっていたのですが、周囲から石膏で固められたように指はびくりとも動きません。
でもこっちには怒りのパワーがありました(笑)寝たいのにいい加減にしさらせ! って感じの ←
「……く、う……うがぁ!」って掛け声と同時に金縛りは解けました。
すると、今までまくれあがっていると思っていた掛け布団が身体に掛かっている感じがし、横向きだと認識していた体勢はいつの間にか仰向けになっていました。
『……ということは、今のは全部夢か、そうか、そうだな、うんうん……』とは思うのですが、目を開けたら目の前に血だらけの老婆が! というのが怪談のお約束w
怖かったので(今更)ベッドの電気をつけてから目を開けて確認しました。
ドアはきちんと閉まっていて、時計を見ると夜明けにはまだ時間があります。
すっごくリアルな夢だったのか? でもそれにしては記憶力が無いみわが詳細まで覚えている(大抵の夢はどれだけリアルでも、起床とともにワンシーンだけ残って流れまでは思い出せないので)のは変……だけど……まあいいや、面倒だ。寝よ ←
……というのが体験した、ちょっと毛色の違った金縛りの話の全部です。
ね、怖くなかったでしょ?
これにはそのあと、それに関する後日談も後付け判明話も何もないのですが、次の日さっそくその話を友人(霊体験多し)に話したところ「何それ怖い(要約」という感想をもらえたのでみわ的にはそれでおおむね満足という所デス。
何かの際に百物語とかがあって呼ばれても、これで持ちネタの一つは確保できたという事なので ←
唯一納得できない事があるとすれば、最終的にキレて金縛りを自力で解いたところまで話したら「何それ(みわが)怖い(要約」と友人の感想が変わったことぐらいですか……おかげで卒業まで「まあ、みわちゃんだしね」とため息と共に何度言われたことか。苦
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2015/08/11 なんちゃってスピ話 Comment(0)
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